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嵐しょーせつ。

第91章 どうしちゃったの…?


自己紹介をみんなしていき、

俺らの番が。

和「あいつらは知ってるんでもういいです」

和はそういうと、

「おっ、わかった。」

自己紹介の時間は終わった。

そして、智の隣に座った。

雅「…和…」

智「戻ってくるなら連絡してよ」

和「はぁ?なんで、連絡しないと

いけねぇんだよ!笑

あと、その呼び方やめてくんね?

ガキの頃の呼び方本当ありえねぇ」

和は机に足を乗っけて、スマホを出した。

翔「和!机に足を乗っけたら

ダメだよ??おろしなさい!」

和「はぁ??黙ってろ。

俺を怒らせたらどうなるか覚えてろよ。」

潤「どうしたんだよ。この8年間。」

和「はぁ?どうもしてねぇよ。

ってか話しかけてくんな。疲れる。ウザい。」

その言葉だけ言って、教室から出て行った。


翔「和…どうしたんだよ。」

雅「……もしかして、

親父さんとなんかあったんじゃね?」

彼は親父さんと

親父さんの地元に戻ったはず…

俺らは授業受けて、

昼休み、先生の元へ。

潤「先生。」

「おっどうした??」

智「和のことで聞きたいことが

あるんです。いいですか??」

「…あいつ、一人暮らしだそうだ。」

俺らは何も言ってないのに

先生は、話した。

「あいつの幼馴染なんだろ?

言ってたよ。和也。

4人とはガキの頃から仲だって。」

そうだったんだ。

ちゃんと俺らのこと覚えてくれていた。

嬉しかった。

それから先生は話してくれた。


親父さんは俺らが小学5年生の時

亡くなっていたこと。

それから、親父さんの妹の家に

引き取られたこと。

だけど、そこではあまり、

お世話をしてくれなくて、一人ぼっちで。

自分の居場所もなかったみたい。

そこで、不良の道に向かってしまったみたい。

それから家も出て、そこの家の人は

探さなかったみたいだ。

和は寂しがりやなんだから。

ひどいよ。本当に。

翔「和…辛い思いしてたんだな。」

潤「うん。」

雅「あと寂しがりやだし。

一人ぼっちで寂しかったんだろうね。」

智「そうだよね。」

俺らは決意した。

和をなんとしてでも守るって。

それが今の俺らが出来ることだと思うから。

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