嵐しょーせつ。
第96章 涙の数
和也said
今日は仕事でも褒められて
いい気分だった。
しかも、仕事の合間に言ったお店で
雅紀とばったり会った。
雅「…和也」
名前呼ぶとあいつは
泣きそうな顔で俺に気づくから
少しビックリしてしまった。
だけど、雅紀の顔は傷だらけ。
少し見ない間に何かが起こってる。
彼女とうまくいってないのかなって
思った俺は、雅紀を飲みに誘った。
雅紀はいいよ!って返事くれて、
夕方7時にいつもの場所で待ち合わせをした
2人でもよかったんだけど、
一応他の3人にも連絡した。
3人とも了承してくれて
雅紀にはサプライズ的なことで
5人で飲むことになった。
…………………
夕方7時。
和「こっちー!こっちこっち!」
翔「おう!久しぶりだな笑」
潤「幼馴染なのに会う機会減ってるよね」
智「確かに笑…雅紀は?」
和「まだ来てないよ。」
雅紀は待ち合わせに遅れることなんて
今までなかった。
だから正直心配した。
どこかで事故が起きたんじゃないか
道端で倒れてるんじゃないかって
先に飲み始めても雅紀が来る気配なし
潤「あいつどうしたんだろ。」
翔「雅紀はドタキャンしないやつじゃん」
和「うん。そうだよね。」
翔の言うとおり。
ドタキャンしない雅紀。
これは何か起こったんじゃないかな
和「俺、電話してみる。」
俺は雅紀に電話した。
何コールか鳴って、
すぐに出た。
雅「…もしもし」
和「あっ雅紀????
お前どうしたんだ?」
雅「…ごめん…
行きたかったんだけどさ
彼女が…「勝手に話すんじゃねーよ!」
ガッシャン!バコンッ!!
え?何が起こったの??
電話は切れた。
後ろから女の人の怒鳴り。
何かぶつけられて、
痛がってた雅紀の声…
これは…雅紀の身が危険なこと
俺はすぐに席に戻り
和「おい!雅紀のところ行くぞ!」
翔「え?何が起こったんだよ。」
和「分かんねぇけど、多分、
雅紀の身に大変なことが起きる!」
潤「え?マジ?」
和「電話で話していた時、
後ろから女の人の怒鳴りが聞こえて
その瞬間雅紀の痛がってた声が聞こえたんだ」
俺は全部推測まじりながら話し、
智「それは大変だよ!
すぐに雅紀を助けに行かないと!!」