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嵐しょーせつ。

第97章 sky


連れてかれて

そのまま二宮くんたちは

俺の方に振り返った。

智「何?また雅紀のことやるつもり

なんだろ??いい加減にしろよ。」

和「違うんだ。智。」

智「何が違うの?」

翔「…ゴメン!」

…え?

櫻井くんは俺に頭を下げた。

和「ゴメン。」

潤「悪かった。ゴメン。」

二宮くんも松本くんも。

智「お前ら。」

和「…相葉本当にゴメン。

俺、目が覚めたんだ。こんなことやって

何が得するのか。しないと思った。

智の言葉に正直ビックリしたけど

後からよく考えたら俺ら、悪いことしたって

相葉くんを苦しめてたんだ…って」

二宮くんはシュンっとなった。

意外と可愛い笑

潤「相葉。」

突然低い声で名前を呼ばれ、

雅「…はい…」

潤「…俺らもお前のこと守ってもいいか?」

…え?

今、守るって言ったよね?

戸惑ってると…

翔「俺らの本当の気持ち。

相葉のこと守る。全力尽くして。」

智「それって…

もういじめるのやめるってこと?」

和「…うん。

相葉。殴ったりしてゴメン。

怪我させちゃってゴメンなさい。」

二宮くんたちはもう一度頭を下げた。

雅「…もういいよ。

みんな頭を上げて????」

みんな頭を上げたから

みんなの目を見て

雅「…和也…翔…潤…

ありがとう。智もありがとう。

俺と友達になってください!」

俺は頭を下げた。

初めて許可なく下の名前で呼んだし、

初めて友達になってくださいっと言った。

和「おう!」

翔「こちらこそ友達になってください。」

潤「もう頭あげろよ。喜んで。」

3人は笑った。今までと違う笑顔。

みんな優しい笑顔をしていた。

俺は空を見上げていた。

智「どうした?」

雅「あの空の雲…俺らに似てるよ」

5つの雲が寄り添ってる。

来た時はまだ寄り添ってなかった。

視覚で寄り添ってるように見える。

和「雅紀…お腹空いた。」

あっ!そうだ!お昼休みだった。

翔「どうせ、お前、お昼ないんだろ?」

和「へへっ笑バレた?」

智「ほらよ。おいらパンあげるよ。」

和「わぁ!ミルクパンだ!」

潤「相変わらずミルクパン好きだな笑」

4人のやり取りを見ていると

智「おーい!雅紀!食べようよ!」

雅「うん!!」

5人は空の下で楽しく過ごそうと誓った

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