嵐しょーせつ。
第97章 sky
雅said
あれ??
智がいない。
放課後になり、俺は帰りの準備をした。
和也たちも迎えに来るって言ってくれたのに
もしかして…こんな俺だから
一度きりだったのかな??
いやいや。そんなことない。
俺は廊下を歩きまわって4人を探した。
人気のないところまで行くと
雅「さすがにここには……」
…えっ…………
軽い気持ちで覗いた教室には
ボロボロになった4人を見つけた。
今も蹴られたり殴られたり
俺を虐めてた奴らのボスが笑いながら
なんか言ってる。
これはやばい。
先生たちよんでこよう。
俺は急いで職員室に向かい、
雅「先生!」
「おお、雅紀どうした?」
雅「ちょっと来てもらってもいいですか?
〇〇教室に。お願いします。
俺、先に行ってます。」
「え?ちょっ!雅紀!!」
先生の声なんて聞こえなかった。
早く4人を助けなきゃ。
雅「ちょっと!!!」
「…んだよ!」
雅「智たち返してくれない?
どうしてここまでやるの??」
「…んだよテメェは黙ってろ!」
バンッ…!
俺は投げ飛ばされた。
だけどいまの俺は強いんだ。
和「…まさ…き…やめ…ろ」
潤「…お…まえの…こ…と
守る…って…きめ…たの」
雅「和也。潤ありがとう。だけど…」
俺は奴に言った。
雅「…お前のターゲットは俺だろ?
和也たちは関係ない。殴るなら俺を殴れ。」
智「…まさ……き!
いい…か…らやめ…て」
雅「こんなに苦しんでるのに。
俺のせいでここまで4人を
ボロボロしたんだ。
守るって言ってくれてありがとう。
俺がお前らのこと助ける…!」
俺は立ち上がり、
雅「もう俺は強いんだ。
ほら、殴れよ。ほら!!」
俺は1人で立ち向かおうとした。
すると肩を掴まれ、
和「雅紀。俺もやられる。」
和也はお腹を抱えながら立ち上がり、
潤たちも。
5人で強い絆をみせた。