嵐しょーせつ。
第98章 BeautifulDays
翔「どうして、こんなことになったの?」
櫻井くんは俺のクラスメイトだ。
雅「トイレで田中くんたちに水を
かけられただけだよ……クッシュン…」
翔「もう、クシャミ出てるじゃん。
寒いな。とりあえず俺のコート着とけ。」
櫻井くんは自分が着ていたコートを
俺に貸してくれた。
翔「潤もう少ししたらくると思うから。」
櫻井くんはずっと俺の背中をさすって
温めてくれた。
しばらくすると
潤「相葉く〜ん!」
松本くんが走って戻ってくれた。
その横には二宮くんと大野くんもいた。
だけど、俺はあんまり面識がないから
話せず下を向いてしまった。
和「相葉くん!?大丈夫?
事情は聞いたよ…ほら体操服。
結構大きめだから着れると思う。」
二宮くんは俺に体操服貸してくれた。
潤「俺の汗臭いからさ和也は
今日体育参加してなかったし…………」
俺は二宮くんのジャージを着て、
お礼を言った。
雅「…ありがとう…
櫻井くん…松本くん…二宮くん…大野くん」
俺は頭を下げた。
雅「二宮くん…明日返すね。ありがとう…」
俺はもう一度頭を下げて、その場から
いなくなろうとした。
すると、誰かに手を掴まれた。
智「…相葉くん。無理してない?」
え?どういうこと?
翔「確かに…最近いつ笑った?」
笑ったこと。あんまりないかな…
和「俺らの前で泣けばいいじゃん。
俺お前のことずっと気にしてたんだぜ?」
二宮くん…?
潤「相葉くん…いや。雅紀。
俺らのこと信頼できたらでいい。
もしできたら、俺らの前で泣け。笑え。」
信頼…?
それは今、俺にかけてる部分。
しかも、みんなほとんど喋ったことないし
面識がないから、どうしたらいいかわからない。
雅「うん…ありがとう…」
今の俺にはこれしか答えが見つからなくて
俺は走ってその場を離れた。