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嵐しょーせつ。

第100章 叶わぬ恋だと思ってた。〜番外編〜


随分と話したけど、

お母さんとお父さんが奥に行ったとき

和「いつ話すの?」

雅「今から話すよ。大丈夫?」

和「うん。雅紀のこと信じるよ?」

雅「わかった。」

コソコソっと話して、

雅「母ちゃん!父ちゃん!」

雅紀は親を呼び出し、

雅「…実は…
父ちゃんたちに隠してることがあるんだ」

「?なんだ?」

雅「…俺、今…この人と付き合ってるんだ。」

雅紀は俺のことを見ながらお父さんたちに

告白した。

「…え?どういうことなの?」

雅「母ちゃんゴメン。俺、二宮和也のことが

好きなんだ。もう付き合って3年経ってるんだ」

「本当なのかね?二宮くん。」

和「…はい。事実です。僕は高校の時の雅紀さんに

一目惚れして、好きでした。縁があって、

同じ会社に雅紀さんがいて…初めてお話しをして、

もっと雅紀さんのこと守りたいと思い、

僕からお付き合いを申し出たんです。」

俺は全部話した。

わかってる。軽蔑される。

男同士で、認められるはずがない。

だけど…雅紀のことを守りたいっていうのは事実。

たとえ、他の人に何を言われても俺は絶対に

雅紀と別れたくない。

「…そうだったのか…」

雅「父ちゃんゴメン。」

「…私たちはね?自分の人生、自由に生きてほしい

だから、いつか好きな人ができて、結婚して

子供を産んで、子育てして…それが普通だと思った。

…でも違うんだな笑雅紀?」

雅「…ん?」

「父ちゃんは認めるよ。二宮くんとお付き合い

しているのなら、二宮くんを大切にしなさい。」

雅「え?いいの?」

「あぁ。…二宮くん。」

和「はい。」

「雅紀のことよろしくお願いします。

あと、私のこと。父ちゃんって呼びなさい。」

お父さんは、笑った。

和「え?」

「雅紀の奥さんだろ。家族だ。父ちゃんって

呼んでほしい。なぁ?母ちゃん。」

「まぁそうね。母ちゃんって呼んでほしいわね笑」

雅「母ちゃんも許してくれるの?」

「雅紀の見つけた相手だもん。
いい人に出会えたわね?」

雅「ありがとう!父ちゃん!母ちゃん!」

和「ありがとうございます。」ペコッ

「もう家族と同じなんだから、寛ぎなさい」

それから父ちゃん母ちゃんって呼べるようになって

寛ぎながら、ご飯を待った。

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