嵐しょーせつ。
第100章 叶わぬ恋だと思ってた。〜番外編〜
雅「…和…泣」
雅紀は俺の胸で声をあげて泣いた。
和「…辛かったね…
翔ちゃんは絶対に助かるから。信じよ?」
俺はただただ背中をさすることしかできなくて
雅「…うん。うん…泣」
しばらくして智が戻ってきたけど、
智も気を使ってくれて外してくれた。
雅「…和?」
和「ん?」
雅「翔大丈夫だよね?」
和「うん、大丈夫だよ。翔ちゃんは強いから」
雅紀は笑った。
しばらくして、雅紀は俺の腕の中で眠りについた。
コンコンっ
智「…もう大丈夫?」
和「あー、うん。雅紀は寝ちゃった。」
智「そっか。1番辛いよな。相葉ちゃんと潤くんが」
和「…でも、俺らも辛いよ。」
そうだよ。大切な大切な先輩が…
智「うん、それもそうだけどね笑」
智は潤くんの隣に行き眠った。
俺も睡魔が襲ってきて、雅紀と一緒に眠った。
………
?「…ず。か…ず…和!」
…ん?…雅紀…?
和「…ん。…どう…したの?」
雅「潤がいないの!どうしよ」
え?潤くん?
ベットを見るとそこには潤くんの姿なくて
智はまだ寝ていて…気づいてない。
和「とりあえず智も起こそう。」
俺は智を起こし、事情を話した。
智「え!?潤くんがいない?行方不明?!」
和「多分病院にいるよ。探そう。」
俺は雅紀の手を取り、探し始めた。
和「潤くん!潤くーん!」
名前を呼んでも呼んでも潤くんは姿を見せず。
雅「…潤もいなくなったりしないよね?」
幼馴染の雅紀は泣きそうな声で言った。
和「大丈夫だよ。雅紀、探そう?」
雅「うん泣」
探してもいなくて、
和「…ねぇ、雅紀。
翔ちゃんと潤くん、雅紀は幼馴染だろ?
行きそうなところ知らない?」
幼馴染って秘密基地とかあるもんだよな…
俺と智もあるし…
雅「…あっ!」
雅紀は思い当たる節があり、
和「どこ!?」
雅「…潤!待ってて!」
雅紀は何も言わず、走り出した。
俺らもビックリしながら雅紀の後を追った。