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嵐しょーせつ。

第102章 4兄弟と異母弟の絆


潤「…そうです…け…ど。」

その子は確実に俺のこと怖がっていた。

智「あっ!ゴメンゴメン笑

俺は山川智。君は??」

潤「…風間…潤…」

智「潤くんかぁ。よろしくね。」

俺はこの子に挨拶すると、

雅「にぃ〜」

智「おー、どうしたの?」

雅「別に笑…えっと?」

雅紀は潤くんの方を見て、

智「あっ、潤くんだよ。」

雅「へぇ〜よろしくね!俺、雅紀!」

潤「…は…い。」

すると、女の人が

「ほら、潤くん。行くわよ?」

潤「だから嫌だって言ってるでしょ!おばさん!」

「手のかかる子ねぇ〜」

女の人は困っていたから俺はつい、

智「…僕が引き取りますよ。」

「え?」

潤「へ??」

あっ、口走ってしまった。

だけど、潤くんは俺らの父さんの子。

だから腹違いの弟。

俺が養っていくことに別に変でもない。

智「潤くん。俺たちと一緒に暮らさない?」

「「「はぁ???」」」

潤「…え…」

翔たちはびっくりしているし、
潤くんは戸惑ってるし…

智「潤くん…君は知らないと思うけど…

風間進は俺らの実父なんだ。潤くんは

腹違いの弟なんだよ。俺たちと、、」

翔「ちょっ、ちょっと待って。にぃどういうこと?」

驚きを隠せない3人。

智「潤くんは俺らの父さんと潤くんの母親の間に

出来た子供だよ。この子は風間潤。」

雅「そうだったんだ…」

潤「…俺、薄々気づいてたんだ。

父さんいつもこの写真を持ち歩いていたんだ。」

潤くんは制服のポケットから一枚の写真を出した

潤「…これって…智くんたちだよね?」

智「これ…」

雅紀と和也が産まれてきた年だ。

俺は小学生で、翔も3歳。

これは記念で撮ったもので覚えてた。

潤「…俺ね、これを見た時からずっと

もしかしたら、俺には兄貴がいるんじゃないかな

って…だから、施設に入りたくなかったんだ。

にいちゃんのところへ行きたくて…会いたくて」

潤くんは泣きそうな顔をして、全部話してくれた。



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