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嵐しょーせつ。

第107章 お互い様。


それから、3週間経った。

今日も個人の仕事。

収録を終え、楽屋に戻る途中…

「二宮さん。体調悪いみたいで…」

「そっこ、後に延ばそうか。」

…え?ニノ体調悪いこと言ってなかった…よ?

そんなこと考えていたらニノのマネージャーが…

「あっ!相葉さん!」

雅「加藤どうした?」

「二宮さん体調悪いみたいで…」

雅「うん、今聞こえたからわかるけど…

ニノ、楽屋にいるんだよね??行ってもいい?」

加藤に話を通し、俺は自分の楽屋から荷物を持って

トントンっ…

和「…はい」

すっごい鼻声でビックリした俺。

雅「…俺、雅紀だけど。」

和「え?!なんで!?」

ニノはゆっくりと扉を開けた…

和「まーくん。どうしたの…?」

雅「体調…悪いこと言ってなかったよね?今日の朝。」

和「…ごめん…心配かけたくなくて…」

ニノはシュンとなってしまったから俺は…

雅「…ううん。大丈夫だよ。お互い様だよ。

俺もお前に迷惑かけたんだし。この後仕事?」

和「…うん」

雅「…帰ろうか。」

和「…でも…」

雅「俺の時は帰れって言ったくせに。
自分はワガママなの?大丈夫。俺が言っておくから」

俺はニノに荷物をまとめておくようにと言い、

マネージャーの加藤に伝えた…

今日は田中の車で来たからちょうどいいと思い、

雅「あっ!田中。ニノの家に連れて行くから。」

「わかりました。二宮さん行きますね?」

俺と同じルートだから俺のマンションを

通り越して、ニノのマンションへ。

雅「あっ、田中。ここで大丈夫。」

「わかりました。じゃあまた明後日。

もし二宮さんのところにいる場合連絡ください」

雅「わかった。じゃあね。」

俺はニノを抱えて車を降り…

雅「ニノ。鍵どこ?」

部屋はわかるから鍵を握りしめて、

ニノの部屋へ…

和「…まー…くん…」

雅「んー?」

和「んふふっ笑なんでも…なー…い」

雅「なんだよー笑こんにゃろ笑」

なんか、息遣い荒い?

早く家に入らなきゃ!!

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