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嵐しょーせつ。

第107章 お互い様。


ニノの部屋に着き、鍵を開けて
そのまま寝室へ向かった。

雅「ニノ…寝てな?俺、ちょっと買い出し行くね?」

ニノの部屋は何もない。
食材もなければ、冷えピタもないだろう。

雅「あっ、その前に…」

体温計っと。

よくお互いの家に行き来しているから、
どこに何があるのかわかる。

雅「ニノ。熱計ろうね?」

ニノは素直に熱を測り、

ピピッと音が鳴ったから取り出すと…

雅「わぁ、39度7分。大丈夫か?」

和「…まー…くん…」

早く買い出し行こう。

俺はニノに車を貸してとお願いし、了承得て

近くのスーパーへ。

必要なものを買い終え、すぐにニノの元へ。


家に帰ると、ニノはベットの上で静かに眠っていて

俺はニノに冷えピタを貼り、台所でおかゆを作った。


寝室へ戻ると…

和「…まー…くん。」

雅「んー?起きた?」

俺は台所へおかゆを取りに行こうと思い、
立ち上がった時…

雅「わぁ!」

気づけば俺はニノの横でニノに抱きしめられていた。

雅「ちょっとどうしたの?」

和「寒いの…暖めて?」

上目遣いで言われると、つい甘えさせちゃう。

雅「いいよ?」

だけど…その前にご飯。

雅「ニノ?おかゆ作ったんだけど、食べれそ?」

和「うん。まーくんが食べさせて?」

俺はキッチンに向かい、おかゆを持って

また寝室へ行き、灯りをつけた。

雅「ニノ。起きれる?」

ニノは起きて、俺はその隣に座り、

フーフーしながら食べさせた。

ニノは美味しいって言って全部完食。

和「ありがとう。まーくん。」

それからはまた俺が隣に寝て、気づいたら

もう2人とも夢の世界へ。


雅「んぅ…」

目が覚めて、時間見るとまだ夜中の2時。

あれから5時間ぐらいが経っていた。


俺はニノを起こさず、ベランダに向かった。

雅「わぁー、綺麗だなぁ〜」

今日の夜は星空で綺麗だった。

ニノにも見せたかったなぁ〜…

?「…まーくん。」

雅「ん?あれ?起きちゃったの?」

後ろから愛しい人の声が聞こえて、振り返った。

そこにはベランダの入り口に寄りかかって

目をさすっていた。

和「…起きたらまーくんいないんだもん…

どこか行っちゃったのかと思ったんだよ?」

…あー、可愛い。

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