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嵐しょーせつ。

第113章 自信持って!相葉くん!


相葉くんが帰った後…

翔「また、何かあったんだな。」

智「うん、カラ元気だった。」

潤「溜め込む癖やめて欲しいわ。本当に」

みんなも俺と同じこと思っている。

そりゃそうだよ。だって10年の付き合いだもん。

俺と潤くんに関してはずっと一緒だからわかる。

翔「ねぇ、ニノ。」

和「んー?」

翔「あいつの様子見てきてくれないか?」

和「え?」

潤「俺らが行っても絶対に何も言わない。

ニノだけにあいつは本当のこと話すと思うんだ」

和「そうなのかなぁ…」

智「お願い。行ってきてくれる?」

みんなにお願いされちゃー、行くしかない!

和「おう!わかった。今から行ってくるね。」

俺は帰りの支度して、楽屋を出た。

相葉くんの家に向かう途中。
コンビニでお酒やつまみを買った。

相葉くんの家の鍵。何故か合鍵を持ってる。

それで開けて、部屋の中に入ると…

どこからか泣く声が聞こえた。

よく聞くと、浴室から漏れる声。

和「相葉くん…?」

浴室のドアを開けると…

相葉くんは服を着たままシャワーの水を浴びていた。

和「おい!相葉くん!?」

雅「…ニノ。」

相葉くんは助けを求めるように俺にしがみついた。

雅「…ニノ…ニノー泣」

和「とりあえず浴室からでよっか。」

すると、俺を突然優しく抱きしめてきた。

俺も水を浴びていて…徐々に体が濡れていくのを
感じていた。

相葉くんは辛い想いをしていたんだ。

いつもの俺ならふざけんな!って言って、

怒っちゃうけど…

今日は何故かその気持ちにならなかった。

相葉くんの気が済むまで、俺は大人しくしていた

雅「…ゴメン。ニノまでこんなこと巻き込んで…

風邪引いちゃうから、出ようか。」

相葉くんはまた作り笑いをした。

和「…雅紀!」

雅「…何?」

和「全部吐けよ!溜め込んでるやつ全部。

俺は受け止めるから。雅紀の苦しんでる姿

見たくないんだょ…お願い全部教えて?」

目を相葉くんに向けるとまた泣きそうな顔して…

雅「…ニノ。」

相葉くんはまた抱きしめてきた。

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