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嵐しょーせつ。

第115章 時間を取り戻せ!


「ご臨終です。」

…え。

ママ?パパ?

智「父ちゃん!母ちゃん!!」

翔「目を覚ませよ!覚ましてよ!!」

土砂降りの雨の中…

事故を起こしてしまった。

ママは俺のことを優しく撫でてくれていた時。

横から来たトラックと接触事故。

そして、パパとママは俺のことを庇って

そのまま死んでいった。


それからだ。

お葬式も終わり、俺は部屋にずーっと
閉じこもるようになった。

智「お前さえいなければ、父ちゃん死ななかった」

翔「本当、最悪なことしてくれたね!」

潤「なんだよ。お前が死ねばよかったんだよ。」

兄弟3人は俺を批判して、避け始めた。

唯一俺の味方になってくれたのは…

ガチャっ…

和「…雅紀。」

双子の弟。和也だけだった。

和「お前は気にしなくていい。

父ちゃんたちはお前のこと守ってくれたんだもん

俺の大切な双子の兄。俺が父ちゃんたちを誇りに

もって、お前のこと絶対に守るからな!!」

雅「和也…泣」

そして、

高校は通信制の学校に進んだ。

和也は頭がいいのに、俺のことを守るため、

そばにいてくれるために、一緒の通信制の学校。

雅「よかったの?」

和「何が?」

雅「俺に何でもかんでも合わせなくてもいいんだよ?」

和「いいの!俺が行きたくて行ってるだけ!

雅紀のこと絶対に守るんだ!!」

その言葉から約2年。

未だにぃちゃんたちは俺のことを避けていた。

ご飯も一緒に食べれないから。

元々、和也と同じ部屋。

だから、ここに机を置いてご飯を食べて。

学校ある時は行って。

そんな毎日。


辛いことがあっても和也がそばにいてくれる。

ありがとう。

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