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嵐しょーせつ。

第115章 時間を取り戻せ!


しばらく1人で苦しんでいた。


ドアが開き、

和「…暖かい格好して?」

和也は俺に暖かい格好させて、

その瞬間フワッと体が宙に浮いた。

雅「…え…翔…にぃ。」

翔「暖かい格好したか?病院に行くぞ。」

翔にぃは俺を車に乗せてくれた。

助手席には智にぃ。

そして、俺を真ん中で両サイドに
和也と潤がいた。

潤「…寝てな。雅にぃ。」

雅「うっうん。」

和「俺に寄りかかって寝な?」

俺は和也の肩に頭を乗せて、
片道1時間の病院まで眠った。

翔said

なんで…俺。


和也に頼まれて病院まで車を走らせてるけど…

今まであいつのこと気にしないで、避けてきた

なのに…今はどうして?

雅紀がかわいそうに思えてきたし、
助けたいと思っている気持ちがある俺。

和也に言われた通り。

これ以上家族を失いたくない。

だから、俺は。

智にぃと潤を説得しに向かった。

翔「智にぃ。」

智「ん?どうしたの?翔。」

翔「話したいことがあって、」

俺は、雅紀に謝りたいって。

智にぃも同じ気持ちで…

熱を出したことも知っていたみたいで…

智にぃが潤を説得してくれた。

雅紀は相変わらずビックリしていて。

そりゃーそうだよ。
急に優しくして、いつも通りの関係に
なってるんだから。そりゃービックリするよ笑

車を走らせてると、雅紀の吐息が聞こえてきて…

和「雅紀寝ちゃった笑」

俺は、

翔「…和也。」

和「んー?」

翔「…今までゴメンな。」

俺は和也にも悪いことしちゃったから。

だから、謝った。

和「もういいよ。雅紀の事考えてくれたんでしょ?

それだけで十分。ありがとう。」

いつも通りの俺たちに戻れたのかな…?

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