嵐しょーせつ。
第116章 猫みたいなやつ。
家に着いて、
和「母ちゃーん!」
「まぁ、今日は早かったのね…!?
雅紀くん?!雅紀くんなの!?」
雅「おばさん。お久しぶりです。」
「まぁまぁ大きくなったわねー。
お母さんたちは??一緒なの?」
雅「いや…」
和「母ちゃん。おばさんたちと一緒
じゃないの。自分1人でこの街に戻って
きて、家がないから俺の家でどうかと。」
雅「おばさんが迷惑なら、家探すので」
「そんなこと早く言ってよぉ〜〜
雅紀くんは家族みたいなもんよ。
一緒に暮らしましょう。」
雅「え?」
和「よかったな!雅紀!!」
雅「うん。本当に良いんですか?」
「いいのよ。ほら、今日は雅紀くんの
大好きなから揚げにするから。
ゆっくりしてなさい。和也も。」
和「はーい。」
雅紀は俺のねぇちゃんの部屋で
過ごすことになった。
雅「本当によかったのかな?」
ねぇちゃんにお母さんが連絡したんだ
『え!?雅紀くんがうちに??
私の部屋全然使ってもいいから。』
ねぇちゃんは、母ちゃんに似て、
優しいお姉さん。
和「いいんだよ。多分、この部屋は
寝るだけだろ笑ほとんど俺の部屋で
過ごすんだろうし笑」
雅「ふふっ笑そーだね笑」
雅紀は相変わらず笑っていた。
昔と変わらない笑顔。
でも、その裏の顔に
違う雅紀がいたなんて、まだ俺らにも
想像していなかったことで…
雅紀がうちに住むようになって、半年。
暑い夏は終わり、今は寒〜い冬の12月。
最近夜になると、雅紀は家を空けることが
多くなっていった。
理由を聞いても、散歩って答えていなくなる
そして、日曜日。
和「雅紀!」
雅「ん〜〜?」
和「今日暇?5人で映画観に行こうぜ!」
雅「おう!いいよ!!」
残りの3人にも連絡して、待ち合わせした。