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嵐しょーせつ。

第117章 憧れ


それから半年、、、

雅「10月26日に、試合があるから見に来てよ!」

和「うん。わかった。絶対に行くね?」

雅「ありがとう!!」

彼と過ごして半年、、、

何も変わっていなかった。

キスもしたことない。

もうすぐテストだから、

一生懸命勉強していると、1つの着信が、、、

和「もしもし?」

『和くん?』

電話の向こうの声の持ち主は、母さんだった。

和「あー、何?」

『、、実は。』

俺は母さんの言葉に耳を疑った。

父さんが倒れて、寝たきりになった、

『和くん。もうアメリカに帰ってきてちょうだい。

お願い。和くん』


アメリカに帰ったほうがいい。


俺は、誰にも相談せず、担任の先生とかに
事情を話した。

「10月いっぱいで二宮辞めちゃうんだね。」

和「はい。短い間でしたが、ありがとうございました。10月いっぱいよろしくお願いします。」

俺は雅紀の試合を見て、この学校を去る。

でも、これを知ってるのは先生と翔たち4人、

雅紀には伝えてなかった。

いや、伝えない。いつまでも雅紀は

俺の中の憧れの人でいてほしい。


雅「じゃ試合行ってくるね?応援してね?」

和「うん!いってらっしゃい!」

朝、雅紀を見送って、時間が来るまでに

荷物まとめて

翔「これとこれだけか?」

和「うん。ありがとう翔。」

潤「本当に伝えなくてもいいのか?」

和「いい。こういう運命だったってことだね。」

智「そっか、、、」

俺は雅紀の試合をする会場に向かった。

一方雅紀は、、、

雅「はぁ?冗談はやめてよ!翔。」

和也が今日、アメリカへ行くって?

そんなの冗談だよね?

翔「これは本当なんだよ。

和也はお前に伝えないって言ってたけど、

やっぱりお前に伝えたほうがいいと思ってさ。」

雅「そんな、、、俺、何もやってやれなかった。」

俺は何も出来てない。さよならも言ってない

潤「いや?そんなことないよ?

雅紀はあいつの中で憧れの人。

こういう運命だったって言ってたよ?」

本当に?

じゃあどうしてそのまま行こうとしてるの?

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