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嵐しょーせつ。

第125章 幸せを掴む


今日は暖かい。
もう春なんだな。


雅紀と出会って4ヶ月。
なんか色々あったなぁ〜〜。


雅「ふふっ笑眠くなってきちゃった?」

和「えー、あーうん。」

眠くなってきた俺はうとうとしていた。

雅「寝ていいよ?」

和「じゃあちょっとだけ」

俺は寝そべって眠りについた。


俺は夢を見た。


そこはここと同じようなお花畑。

男の俺が花畑にいるなんて変な話だけど、、、
結構好きでよく遊んでいたなぁ〜〜。

隣には同じ歳の子がいたような。

「和くん!こっちこっち!」

「まーくん!待って〜」

まーくん。
そうだ。よく遊んでた幼馴染だ。

もう1人潤がいた。

「和くん!まーくん!」

潤はそうやって俺たちを呼び止めたけど、、

そんな声も聞こえずに夢中になって遊んだんだ。


「和くん。ごめんね。僕必ず和くんのこと迎えに行くから。待ってて?」

「うん!まーくんのこと待ってる。必ず迎えに来てね?」

まーくんって子は親の転勤で引っ越したんだ。

『必ず迎えにいく。』

その言葉を信じてこの20年間過ごしてきたんだ。

もう子供の頃の約束なのに。。。

?「やっと迎えに来れたよ。和くん。」

、、、え?
まーくんなの?

そして、頬に柔らかいものが当たった。

チュッと音を鳴らして。

俺はゆっくり瞼を開けると、、、

雅「おはよう。和也。」

雅紀の姿があった。

和「え、あっうん。おはよう。」

雅紀はいつの間にか俺のそばに居てくれて、
隣でのんびりしていた。

和「ねぇ!」

雅「何?」

和「ねぇ、もしかしてさ。。。まーくん?」

雅「え?」

和「まーくんなんでしょ?」

雅紀は黙り込んだまま下を向いてしまった。

俺はちょっとだけ期待してた。

雅「ふふっ笑バレたかぁ〜笑そうだよ。和くん。」

子供の頃の名前で呼ばれた。

雅「やっと見つけた。和くんのこと。」

まーくんは俺の頬を手で優しく包み込んだ。


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