君のそばに
第3章 オレだけの...
フジ「 ...ッ、実況なんか今はとるつもりないんでしょ 」
少し反抗的な目で、フジは俺を見る。
キヨ 「 ...やっと口を開いたと思えばそんなことか。あぁ、今はとるつもりなんかねぇ 」
フジ「 じゃあ...なんでこんなこと..」
フジは俯いた。隠し事か?
後ろめたい何かがあるんだろ?
俺には分かる。
イラつく。
キヨ 「 こーすけと、何してた? 」
俺はフジの前髪を掴んで無理矢理顔を上げさせる。
フジ「 い、いた...ッ、キヨには関係ないだろ!何買ったっていいじゃん! 」
キヨ 「 ッてめぇ! 」
やっちまった。
ついやっちまった。
殴るつもりなんてないのに。
フジ「 ゲホッ、...う...痛いよ... 」
そういってフジは倒れたまま、静かに泣き始めた。
違う。
泣かせたいわけじゃない。
俺は何がしたい?
この心にある不快な感情はなんだ?
わからない。
そうして、なにを思ったか俺はフジを無理矢理犯した。
フジはなんの抵抗もしなかった。