君のそばに
第3章 オレだけの...
俺は、新作のゲームを買うために街中をぶらついていた。
お、これは実況したら面白いんじゃないか?
そう思って俺はゲームをもって会計を済ませ、外に出る。
...と、そこにフジとこーすけがいた。
なんか楽しそうに話している。
..なんか、イラつく。
あんなに楽しそうに話して、笑って。
お前は俺の所有物なのに、何故ほかのやつといるんだ?
俺はなんとなく、そう、別に気になったとかじゃないよ?
なんとなく、あとをつけてみた。
...?
アクセサリー屋に入ってったぞ。
暫くして、二人は出てきた。
...まさか。
お揃いの何かを買ったのか...?
てゆうか、なんでアクセサリー?
意味わからない。俺とお揃いのものはないのに?
キヨ 「 なんで... 」
俺は、ぽつりと呟いた。
今見たことは全て忘れよう。
都合の悪いことはそうしてきたじゃないか。
これも、今までどおり忘れよう。
そう思って俺は無我夢中で走った。
...が、俺の行く道にあいつら。
え?
フジ「 こーちゃん、今日はありがとう! お揃いの買えて嬉しい 」
コ-スケ「 だな!そういや、お揃いのもの持ってなかったしな。良かった良かった 」
そういって、フジのあたまをくしゃくしゃと撫でる。
嫌だ。
嫌だ。嫌だ。
俺のフジなのに。
俺のフジ?みんなのもの?
ーーーーーーーお前は俺の。
そこから、先は覚えていない。
きっと、俺はそのままあいつらのところに混じりフジをひっぱりだしてきたんだろう。
そして、今に至る。