君のそばに
第11章 優しいオオカミ
リスは一連 流れを黙って木の上から眺めていました。
リスは自分がした事をこれで良かったのかどうか、とても悩みました。
ですが、リスは思いました。
オオカミは自分のことを彼は知らない、と言っていたけど、彼はオオカミのことを知っていた。
つまり、彼はどこかでオオカミのことを知っていた、ということに。
そして、その言い方に違和感があったことに。
リスは考えることを一旦やめて、泣き崩れるオオカミのもとへ駆け寄りました。
リスは小さな手で、オオカミの背中を優しく撫でました。
フジ 「 ありがとう、リスさん...リスさんのお陰で話すことが出来たよ、彼の名前を聞くことはできなかったけど、後悔はしてないよ 」
オオカミはすっきりとした顔でリスを見て、微笑みました。
自分で思ったことをオオカミに伝えようと、思ったが、リスはそれをやめました。
彼なりの答えを出させるために。
リスはこれから君は何をするの?、と尋ねました。
フジ 「 そうだった..俺は彼のお見舞い相手と彼自信を食べて殺さなければいけないんだ、でもそんなエンドは嫌だ 」
リスは、君なりの道は見つかってるの?、と尋ねました。
フジ 「 俺は、お見舞い相手に俺はいないことにしてもらって、俺は何処かで死ぬよ 」
リスは"それはダメだよ""もうループできなくなるんでしょ?""そんなエンド認めない"、と潤んだ瞳で言いました。
フジ 「 ...ごめんね、またどこかで会えるから絶対、リスさんも俺の事覚えていてね、そしたら...そしたらきっとまた別の次元で会えるから 」
リスは小さな手でオオカミをポカポカ殴りました。
オオカミはそれを楽しそうに微笑んでるだけでした。
リスはお見舞い相手の所へ行く後ろ姿を見送りました。
リスはオオカミにバレないように、彼の元へ向かうのでした。