君のそばに
第13章 「今日も愛してる」
一人になると、やっぱりさっきのことを考えちゃう。
なんとゆうか、色々な物事が早過ぎて処理に追いつかない。
フジ「 そっかぁ...、俺捨てられちゃったのか... 」
思えば長いようで短かったな。
なんでだろう、具体的な楽しい思い出が思い出せない。
あれ?俺なんで好きだったんだろう?
どこが好きだったのかさえ思い出すことができない。
『 もう、愛してない 』
さっきの言葉は、鮮明に覚えている。
彼の冷たい目も、冷たい感情も。
フジ「 俺...何してんだろ 」
『 女の身体だって、ほしいじゃん 』
やっぱり、健康な一般の青年はそう思うよね。
女の身体は別に興味ない訳でもないけど、そうゆうことをしたいとは思ったことなんてない。
フジ「 俺がおかしいのかな... 」
湯船の中で足をかかえて縮こまる。
もう、良くわかんないや。
こーすけ「 フジ、ここに服置いとくからな 」
フジ「 あ、うん!ありがとう! 」
こーすけ「 ...、お前振られたの?例のやつに 」
フジ「 あはは...、やっぱ分かるよね、うん..振られたよ 」
こーすけ「 なんかあったの? 」
フジ「 んー、ちょっと長くなっちゃうけど... 」
俺は今日あったことを洗いざらい話した。
泣きたくもないのに、涙が止まらなかった。