
センシティブ♥ボーイ
第24章 あいつのために
「嫌う?は?なんで?」
「急にさ優等生とつるみだしてさ。聞いてもはぐらかされるし。俺ら休み時間は大概大勢でいること多いから、最初はそれが嫌んなったのかなとか思ったけど。真由美はその訳知ってるとか最近言い始めて、真由美には言ってんのに俺にだけ言ってねーとか、やっぱ俺に問題あんのかなとか…」
ま、真由美…またあいつ余計なこと口走りやがって。
「女子みてーなことすげえ考えたけど、意味わかんねーし。お前に聞いてもやっぱなんかダメだし。とどのつまり大学いくとか。今まで考えてねーって言ってたのに。
俺の知らない間にどんどんなんか話し進んでるし」
「悪い…」
「あーでも、マジでよかったあ〜。
俺、お前に嫌われたわけじゃないんだよな?」
「あるわけないじゃん。好きだよ」
「………」
「おま…っちがうぞ?!そーいうんじゃねーから!!何だその沈黙?!友達としてだ友達!!」
「わかってるよ」
俺の必死ぶりにツルが笑った。
それにつられて俺も笑ってしまう。
「てか、マジか!ただつるんでんのかと思ってたら、そっちかよ!まじか!そっちか!飛び越えてくんな〜!そっちかあ〜!」
