
センシティブ♥ボーイ
第24章 あいつのために
『だーめ。これ以上やったらまたお前疲れて授業行けなくなんぞ』
『で、でも…ぉ』
『また休みの日な』
サトゥーはこれまた可愛らしく駄々を捏ねている。
こんな我が儘、男だったら堪んねーよ。
「今日は返さない」パターンだ。
『今日…放課後は…?』
『ダメだよ。お前予備校あんだろ?この間だってサボっちゃったじゃん』
『い、いいもん…っ一回くらい…っだから…っ』
『ダメなものはダメ。今日予備校行かないとキスもしない。』
マサはなぜか頑なで。
サトゥーは涙目になってふるふると首を振った。
『じゃ、じゃあ…っ残りの時間で合わせるやつやる…っ』
『え…?』
『い、いれなくっていいから…っ合わせるやつ…っ』
サトゥーのお願いにマサは困ってように頭を掻いていた。
俺の下ネタ用語全集を頭の中で開く。
合わせるやつって何?!
何する気?!なにしたいの?!
いれなくていいから合わせるって…
男同士って……あれか?アレなのか?!
