
センシティブ♥ボーイ
第6章 キスしたらさあ
「なぁ、これからさ。昼休みはここな。」
「え……?」
「ここで、昼飯一緒に食おうぜ」
「……い、いいの?
鶴橋くんとか……っ」
ツルたちは、いつも学食で集まったやつと食べてるから、別に俺がいなきゃいけないってわけではないだろう。
別にいいよ。と返事をすると、佐藤は心底嬉しそうな顔をした。
「ありがとうっ」
キューン
ああ、もう。やベーな。
もう、ヤバイって。
何がそんなにって言われると説明出来ないんだけど。
いや、ドストライクなんだよな。
この笑った顔……。
「い、いひゃいっいひゃいよ……っ」
両手で頬を摘まんでぐにぐにと引っ張ると、佐藤は俺の手を退かそうと必死に掴む。
「……い……んっ」
堪えきれなくなって、唇を押し付ける。
それだけで、一瞬、佐藤の身体がビクン反応して、ここも異常に反応するんだなとおかしくなった。
