
センシティブ♥ボーイ
第6章 キスしたらさあ
「佐藤…?」
「鈴木くん…っ先…帰っていいよ…教室…」
足をギュッと閉じて、体育座りをした。
自分で処理をするつもりだろうか。
それを見るのも堪らないだろうけど…
「お前は?どうすんの?」
意地悪にもそう聞けば、僕はちょっと…っと、もう余裕はない様子だ。
多分時間をおけば時間をおくほど、勃ってることしか考えられなくて、気持ちよくなってしまうのだろう。
「…わかった。すぐ来いよ。もう授業始まるんだから」
「う…うん…あり、がと…っ」
食べ終わったあとのビニールをまとめて立ち上がる。
屋上から出るふりをして、タンクの影から様子を伺った。
「ん…っん…はぅ……っ」
すると、それとほぼ同時くらいに聞こえて来る声。
相当我慢してたんだなと、興奮しながらゆっくりと近づいて覗いた。
