
センシティブ♥ボーイ
第6章 キスしたらさあ
「…ふ…はぁ……はぁ…っ」
暫くずっと、身体を折り曲げたままで。
どんな顔をしているのか見えなかった。
震えている身体を見て舌舐めずりをする。
どうやって声をかけようかと思案していると、佐藤はむくりと起き上がった。
「……うぇ…っう…」
「……、」
…なんで、泣いてんだ?
むくりと起き上がった佐藤は、涙を流していた。
嗚咽を交えながらしゃくりあげて涙を拭いている。
制服のズボンは開きっぱなしで、アソコもでたまま。
そのまま泣いている。
どーすんだよ、見てるのが俺じゃなくて他の奴だったら。
「……ヒック…ん…ど…したら…っ」
佐藤は涙を拭くとズボンに手をかけ、あげるのではなく、ずり下げた。
なにやってんだ?!
