
センシティブ♥ボーイ
第6章 キスしたらさあ
「……!! す、鈴木くん…っ」
ピタリと手を止め、俺の方を目を見開いて見つめた。
「帰って……なかったの…?」
帰るわけねーだろ。
そんなおもしれーことやりそうだっていうのに。
佐藤を見ると、パンツには手を突っ込んだまま。
アソコを握ったまま、俺の方を見つめている。
その瞳が涙で濡れていて、上目遣いなものだから、もう堪らない。
「ほら。先っぽのぬるぬる、掬ってなぞるんだよ」
「え…あの……っ」
どうにも、俺が見ている中でやる自慰には慣れないらしい。
まあ、わからなくもない。
俺なら絶対にやらないし。
「わかんねーの?
ほら、こうやって…」
「あ…!ん…やぁ…」
少し入口に触れると、キューっと閉じて、佐藤は身体を震わせた。
