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センシティブ♥ボーイ

第7章 鈴木くんのばか!








鈴木くんがコピーして持ってきてくれたノートは、まゆみさんと言う人のものなのだそうだ。


「真由美が女子の中でも一番ノート綺麗って有名だからさ」


確かに見ると、きちんと細かく要点がまとめられていて、とても見やすい。
授業を受けていなくても分かってしまいそうだ。



「あ…ありがとう」



鈴木くん、わざわざ、僕のために探してコピーして来てくれたんだ。
キュッと掴まれるような感覚に瞳を瞑った。



なんだか…ざわざわする…



触って…ほしい


鈴木くんに、触れて、ほしい…




そーっと、鈴木くんの手に指を伸ばす。


「……っ」



指先が少し触れただけで、電流が走ったみたいにピリピリした。
僕、今とっても感じやすくなってる…



キューッと鈴木くんの手に触れようとした時、



パシッ



「……っ」

「あ……わりぃ…」



僕の手は鈴木くんの手に払われてしまった。






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