
センシティブ♥ボーイ
第7章 鈴木くんのばか!
な、なんで……?
僕がこの間、怒ったから…?
やっぱり鈴木くん、怒ってるのかな…
「ほら、もう昼休み、終わるぞ。
さっさと食え」
「……ん…」
そういえば、今日一度もどこにも触れられていない。
いつも頭とか腕とかどこかしら触るのに。
座っている距離も開いたまま。
やっぱりこの距離は態となんだ。
だんだんだんだん、哀しくなって、僕は気がつかれないように涙を溜めて味のしないご飯を放り込んだ。
「じゃ、放課後まってろよ」
そう言って鈴木くんはいってしまって。
放課後になったら、今日はエッチするのか聞きたかったけれど、聞けなかった。
僕の身体は哀しみを含んだまま火照っていて。
授業中、火照った身体で鈴木くんのあの笑顔を思い浮かべるとアソコがキューッとして勃ちそうで。
まるで、授業どころではなかった。
