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初カノはエロうさ

第2章 見たい!見せたい!欲張りな彼女

うさこへと視線を移せば、

呼吸を乱し、ぐったりと俺に身体を預けている。

ぼんやりと開いたその瞳に囚われ、

薄っすらと開いたその唇に…我慢出来なくなって口付けた。

(止まんね…)

身体の奥から湧き上がる熱い気持ちに、

おデコに…

頬に…

唇に……

うさこの身体中へ口付けていく。


俺の唇が咲かせた紅い花が、うさこの白い肌に散らばる。

何度も求め合った唇は、熱を孕んだ紅で…また、キスしたくなる。


「つーくん…っ」

紅い唇を動かして、うさこが小さく声を漏らす。

「また、夏帆さんを抱くの?」

夏帆?

ああ…これってもしかして、嫉妬?

「どうかな?そん時の気分で決める」

意地悪く答えれば、

「わ、たし…は……」

言い掛けて、慌てて口を噤むうさこ。

言いたいのに言えない。

そんなうさこも可愛らしい。


嫉妬に狂えばいい。

真っ黒な感情に支配されたうさこも見てみたい。

もっともっと、俺を欲しがればいい。

俺がいなきゃ生きていけないってくらい、俺を必要としてくれたらいい。

……なんて、俺の黒い感情をうさこにぶつけたくなる。


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