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初カノはエロうさ

第2章 見たい!見せたい!欲張りな彼女

圧迫感と違和感に、夜中に目を覚ませば、

「─────は…?」

俺の上で腰を振りたくる母親。

俺を見下ろす母親の瞳は、明らかに ”雌” のもので、

「やめろ!」

ありったけの力を込めて母親を突き飛ばしていた。


慌てて起き上がれば、

下着を履いていない自分に気付き、

とろりとした蜜に濡れた俺の欲情が昂りを見せていた。


「な、に…してんだよ……」


混乱の中、やっとで口にした言葉。

全裸の母親は倒れた身体を起こし、

「ごめん…っ、翼……ごめん、ツバサ……ごめん、なさ…っ」

土下座するかのように身体を丸めて泣きじゃくった。


そして、

初めて聞かされた父親のこと。

”伊久美 ツバサ”

俺と同じ名前の父親。


「翼は…ツバサの生まれ変わりなの。ツバサは私のものなの!私を置いて、どこにも行かせない!」


危うさ…

妖しさ…

母親の目はマトモじゃなくなっていて…


それから、

母親は彼氏と別れる度、

─────…俺に縋った。


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