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初カノはエロうさ

第2章 見たい!見せたい!欲張りな彼女

悪女が怖いから…と、多佳子とのセックスは覗かないと宣言するうさこ。

「悪女なんて周りが大袈裟に言ってるだけだよ」

うさこは怖いものが多いんだな。

俯いたうさこの身体を抱き寄せれば、「ちっさい」思わずそう言ってしまうほど小さくて…柔らかくて…


「うさこが見てない所では誰も抱かない」


自分でも驚くような言葉を口にして、ギュッとうさこを抱く腕に力を込める。


「ホン…ト、に……?」

うさこと付き合い始めてから、いつだってうさこは覗きに来ていた訳だし、

「うん。うさこが興奮しなきゃ、俺も興奮しない」

お互いに見ている見られていることに興奮していたんだ。

すっかり変態カップルだねと笑うしかない俺に、

「つーくん、キスして」

うさこは縋る。


「ん」

ちっさいうさこの為に屈んで唇を重ねれば、抱き着いたうさこは俺の首からぶら下がる。


「うさ、マスコットみたい」

俺が立ち上がれば、うさこの足は地面から離れて、不安定なその体勢でもうさこは俺の唇を貪り続ける。


「ん…ど、したの?うさ、またコーフンしてる?」

離れる唇を、涙目のうさこが必死に追う。

それが楽しくて、まるでゲームのようにキスの追いかけっこを楽しんで、

夢中になって…

ドサ…

俺を下敷きにして、駐輪場の冷たいコンクリートの上に倒れこんでいた。


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