短編
第2章 マッサージ店
背中が終わると、キャミソールを戻し、また仰向けになった。
「それでは、次はお腹やっていきますね〜」
彼は、私の股より下に跨った。
キャミソールを持ち上げるとゆっくり上に持っていき胸のところで折り曲げた。
しかし、曲げる時に彼は体制を崩したのか、倒れそうになり慌てて片手でベッドに手をついた。
だけど、もう片方の手はキャミソールを掴んだままで胸より上に上げてしまいしまった。
でも私は倒れそうになった彼に驚きその事にすぐに気付かなかった。
「だっ、大丈夫ですかっ?」
至近距離にある彼の顔を見てそう答えると、
「すいません!大丈夫です」
彼はわざとやったのに、気づいてないふりをして、私の顔から下を見て目を見開いた。
何のことだろうと、その視線を辿ると、左胸はあらわになっていて、右の胸も微妙に見えてしまっていた。
「きゃあっ!!!!」