短編
第2章 マッサージ店
私は慌てて彼の上半身を押し戻しキャミソールを戻した。
「も、申し訳ありません!私の不注意で・・・・・」
彼は申し訳なさそうにして、私を見つめた。
不注意だもん、仕方ないよ・・・・・
と私は彼が嘘をついてるなんて、疑いもしなかった。
「しょ、しょうがないですもんね、大丈夫です!」
ここで気にしすぎても良くないと思って、笑顔でそう答えた。
しかし、先ほどの出来事でチクビがピンっと立っていることに気づいてしまった。
やだっ、わたし!
見ないで!
そんな思いと裏腹に彼はそのビンっと浮かび立つチクビをキャミソール越しに見つめると、今度はちゃんとキャミソールを胸のところで半分にして、何もなかったようにした。