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未来感染775

第2章 過去と拒絶

(あぁ、、、それにしてもついてない。)


親でも受け入れてくれるかどうかわからない

それでも希望を捨てずに帰ってきた家が

自分の家じゃなかったなんて



もう行くあてもない。



まだ『自分の親でない』それだけならまだしも、『邪魔だと思っていた』なんて、、

ただの同情だけで拾われ

本当の我が子が生まれたら邪魔だなんて


確に父?は優しくしてくれた。可愛がってくれた。

でもそれは、同情から生まれたやさしさだった。

それに気づいてしまったら
後に残るのは

『虚しさ』

それに限る。


でも俺の中に生まれた虚しさは
段々と怒りに変わり始めていった。

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