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未来感染775

第3章 居場所と行方

さらに進んだところには街中の道路でよく見かけるごく普通のマンホールがあった

彼女はそこを指さし、疲れ混じりの笑顔で

「ここだよ! 着いた!!」

と言った


俺はただのマンホールを見せられて
どう反応したらいいか困って首をかしげた

すると彼女はふふん!と今からすごいものを見せてやると言わんばかりの表情で俺を見たあと
マンホールのそばでしゃがみこみ
5つあるマンホールのくぼみをパパパっと何か操作するかの様に素早く叩いた


たちまちマンホールはぷしゅうと煙をたて、地面から浮き上がってきた

彼女がそのマンホールをずらすと人1人通れるくらいの穴があいていた
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