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未来感染775

第2章 過去と拒絶

「あ、あれ?俺獣の姿じゃ、、」


「うん。今奏汰君は獣の姿じゃないよ」

彼女は当たり前のような顔をしていった。


「、、、」

元の姿に戻った。それはとてもうれしいことの筈なのに何だか喜べない。

「なんでって顔してるね、ふふっ

本来感染者たちは自分の体を制御出来ないの

でもね、奏汰君は違った」

「どうして俺の名前、、それに…──」

「?」
彼女はほんの一瞬だったが戸惑いの表情を見せた。が、しかし
「後で説明する、それよりもうそろそろ日が昇る。行くよ」
彼女は俺の手を取り走り始めた。

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