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単なる幼馴染みじゃなかったんだ!!

第4章 美夏との関係

美夏の家で勉強会=焦って宿題を片付ける会を発足(笑)
健「美夏の字ってすげぇ読みやすい。」
美夏「ありがとう。」
今日の美夏の服装は、水色の長めのTシャツに膝より少し上のスカートに見えるズボン?女の子の服って難しい。
亮太「美夏ここは、なんでこれに?」
美夏「ここはこうでこうだから。」
亮太「教え方上手いよ‼わかりやすい‼」
美夏「ありがとう(笑)」
春「そう言えばさぁ美夏この前、他のクラスの女子に会ってなんか言われただろう?」
美夏「言われてないよ。」
春「言われたよなぁ⁉」
美夏は首を横に振る。
亮太「なに言われたんだよ⁉」
美夏「言われてない。そんな事より早く勉強しよ。」
美夏は頑固一徹なところがあるから、なかなか言わない。
仕方なく勉強を再開した。

みっちりやって3時間・・・やっと終わった!
美夏「お疲れ様ぁ♪」

昼ご飯食べて、ちょっと間したら全員で昼寝!
美夏の無防備な寝顔に俺達はドキドキしっぱなしだ。

1時間後

雅「よく寝たなぁ・・・んっ⁉」
震える美夏の背中が、見えた。
声押し殺して泣いて・・・る?
雅「美夏どうした?」
美夏「な、なんでも・・・な、ないよ。」
スマホ隠した?
雅「スマホ見せろ!」
美夏「な、なんでもない!」
亮太「なんでもないんだったら、なんで泣いてるんだよ!」
美夏「泣いて・・・ない!」
俺は無理矢理スマホを取り上げた。
美夏「返して‼」
俺達は立ち上がってスマホを見る。
小柄な美夏は、一生懸命に手を伸ばすけど、届かない。
亮太「この嫌がらせ、いつから?」
俺達はLINEを開き見てみた。
悪口・・・美夏を破滅させたいような内容が送られて来ていた。
なにも言わず首を振る美夏の肩を持ち、目線を下げて
雅「いつから?」
大粒の涙をぽろぽろとこぼしても、頑(かたく)なに口を開かない。
雅「俺達に迷惑かけると思ってる?」
美夏が頷いた・・・頷いてくれた。
初めて背中の痣(あざ)を見た日から、美夏を守るのに必死だった。夏の旅行で水着姿を見た時、痣が消えてたから、もう大丈夫だって勝手に思ってた。でも実は・・・続いていた・・・んだ。美夏が、俺達に心配をかけまいと・・・隠してたんだ。俺も亮太も健も春も、美夏のどこを見てたんだ!



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