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単なる幼馴染みじゃなかったんだ!!

第3章 二人っきり

雅「どっか出掛ける?」
美夏「みんなは?」
雅「用事があるんだって・・・っか俺と二人じゃイヤ?」
美夏「そんな事ないよ。いつも、みんな一緒だから・・・。」
俺はわざと美夏の顔を覗き込むように
雅「だから?」
美夏は顔を真っ赤にして下を向いてしまった。
美夏「雅くん今日なんだか意地悪だね。」
雅「そんな事ないけど(笑)」
美夏「私、着替えてくるから待ってて!!」
恥ずかしがって行ってしまった。

15分後

美夏「雅くん、お待たせ。」
雅「・・・スカート短。」
美夏「下にちゃんと履いてるから、大丈夫だよ(笑)」
雅「ホントに?」
美夏「ホントだよ。」
って美夏がスカートを持ち上げた。
裾にレースの付いたレギンスを履いてた。
美夏「信じてくれた?」
スカートを下ろしながら、俺を覗き込む美夏・・・やべぇ・・・可愛い。
美夏「雅くん、どこに行く?」
雅「とりあえず駅まで行こか?」
美夏「うん。」

10分後

駅に着くと、やっぱり夏休みだからか人が多い。
雅「人すごいなぁ。」
美夏「うん。」
雅「どこ行こ・・・これ行く?ちょっと遠出になるけど、まだ時間早いから大丈夫なんじゃねぇの。美夏の好きそうなのもありそうだし・・・。」
俺は、切符を買うとどさくさ紛れに美夏の手を握ってホームに急ぐとタイミング良く電車が来た。
美夏を壁のほうに寄せ、俺は美夏の前に立つ。
俺は美夏との間に隙間を作る事に必死だったけど、人混みに押されて結局、美夏を抱き締める形になった。
駅に着いて降りると
美夏「雅くん、ありがとう。」
雅「えっ⁉」
美夏「だって私の事守ってくれたから。」
俺は思わず美夏を抱き締めた。
美夏「雅くん?」
雅「そんな可愛い事言われたから(笑)」
俺は美夏の手を握り、
雅「はぐれると困るからな(笑)」
美夏の顔が赤くなる。
雅「行こ。」
美夏「うん。」

会場に着くと人が多すぎて圧倒された。

それでも雑貨屋だの飲食店だのいろいろ行ってみた。
雅「美夏、大丈夫か?疲れてないか?」
美夏「大丈夫だよ(笑)楽しいね。」
雅「俺も楽しい(笑)」

早めに会場を出て電車に乗る。
美夏「雅くん、ありがとう!楽しかった‼」
雅「俺も楽しかったよ。」

降りる駅の2つ手前で降りた。
美夏「雅くん、どこに行くの?」
雅「もうちょっと一緒にいたいから(笑)」






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