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暗殺教室 BL 短編集

第3章 烏間✖️前原

「烏間先生ー。ここ置いといていいー?」

今日の授業で包囲網を簡単に突破された俺は罰として訓練で使ったネットなどを片す為に用具室へ来ていた。

「悪いな。女たらしクソ野郎。そこに積んでおいてくれ。」

「もぅ授業終わったんだからあだ名はいいだろ!」

ったく。誰が女たらしクソ野郎って付けたんだよ。って烏間先生も冗談だったのか笑ってるし。

烏間先生が笑ってるなんて珍しいな。
・・・少しおちょくってやろうかな。

「堅物センセ。今日の訓練キツくて脚がつりそう。やべー、たってらんねー。」

フラフラと机に手をついて俯く。

「体力は割とある方だと思っていたが、力んだか?見せてみろ。」

用具入れに積んであったマットにズボンを脱ぎ捨てて座る。

「ズボンを全部脱ぐ必要はないだろう」

「だってこの方が見やすいだろ?」

わけがわからん。とため息をついて俺の前にしゃがむ。

「何処が痛む?」

右足をマットににあげて、ここら辺。と右足のふくらはぎを指す。
脚を見ようと身を乗り出した烏間先生の手を取り、くるっと体制を変えて烏間先生に馬乗りになってやった。

「随分と元気な様だな。」

ため息をつきマットに寝転んで下から無表情で見上げられる。
畜生。動揺ゼロですか。

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