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暗殺教室 BL 短編集

第4章 杉野✖️渚

いつも一緒にいるのは俺だと思ってた。

あいつの謹慎が解けてから俺の心はいつだってぐちゃぐちゃだった。

「カルマも一緒って大丈夫かよ。」

「でも気心知れてるし、ね?」

修学旅行の班まで一緒かよ。

カルマの目はいつもギラギラしていて、いつ問題に巻き込まれてもおかしくない。

といってもカルマを遠ざけたい理由はそれとは違うけど。

渚は少し気まずそうにへらっと笑顔を浮かべて俺のご機嫌を伺う。

仕方ない。空気を変えてやるか。

「今日、うちで京都の店とか調べようぜ?」

「うん!いいね。じゃぁ放課後ね。」

ホッとした笑顔を浮かべてルンルンと席へ戻る渚の後ろ姿を見つめ、小さく溜息をつく。

俺の心はもう限界だよ。
渚なら受け入れてくれるだろう?

いつもの明るさも。

この、狂気に満ちた俺も。
両方俺なんだよ。

拒絶しても構わない。
これは無謀な賭けでもなんでもない。

通るべくして通る道だ。

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