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暗殺教室 BL 短編集

第4章 杉野✖️渚

放課後

渚と2人並んで俺の家へと向かう。

「京都の観光場所も暗殺に合わせて細かい調整が必要そうだね。」

「だなぁ。あのタコを殺すのに見知らぬ土地で下調べなしってわけにはいかないだろうしなー。」

家の中に入った俺に続いて、慣れた動作で渚が後ろをついてくる。
しっかり俺の靴も揃えるあたり女子力の高さが伺えるよなぁ。

「調べる事、結構多そうだなぁ。
今日、泊まっていけよ。明日休みだし、ある程度相談しとかないと個人で調べるのきついぞ。的が絞れないと無理だろ?」

「んー。確かに。じゃぁ母さんに聞いてみるよ。」

渚が携帯を取り出したので、飲み物を取りに行きつつ席を外す。

コーラをグラスに注いで棚からポテチの袋を掴む。
そろそろ終わったかな?
頃合いを見計らって部屋へと戻る。

「どーだー?」

「良いって。勉強もしろってしっかり釘を刺されたけどね。」

まぁそりゃendのE組だしなぁ。
ははっと苦笑いしてコーラを差し出す。

「ありがと。杉野はどこか行きたいところある?」

渚はパラパラと京都の観光ブックを捲りながらコーラを一口含む。ユックリ動く喉元に視線が捕まる。

「聞いてる?杉野っ!」

「っ、ごめん。ぼーっとしてた。」

「もー。
カルマ君とかどこ行きたいだろう?世界遺産とか普通にまわったってカルマ君は納得しなそうだよねぇ。」

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