
You are my hero♡
第3章 *蘇り
まだ授業中なんだけど…
そう思ってたら扉の奥から、顔が見えた。
確か、バスケ部の3年のキャプテンで、この学校一イケメンと呼ばれてる………
「……立川先輩?」
「お!俺の事、知っててくれたの?」
ニコニコと笑顔で近づいてくる。
日本人ばなれした彫りの深い顔立ちと茶髪がしっくりくるなー…
て、そんなこと考えてる場合じゃない。
ジリジリと近寄ってくる立川先輩から、身の危険を感じ後ずさりして、距離を縮めないようにする。
"カシャン………"
虚しくも、私の身体がフェンスにぶつかり、これ以上後ずさり出来ない状態になってしまった。
