
You are my hero♡
第3章 *蘇り
もう終わったことだし、
あの人以上の人はいないから………
恨んでても、憎んでても。
いくらイケメンの男と2年間付き合ってても。
心の中に、彼の存在は消えることはないから。
まぁ、私が偽ってる感情の中で、最も偽ってるのはそこなんだけどね…
これは、言ってはいけないことだから。
そんなことを考えていたら、もうホームルームは終わって、1限が始まってる時間になった。
せっかく学校にいるのに欠席になるのはごめんだから、途中からいって遅刻扱いにしてもらおう。
その時、ドアが開く音がした。
「………誰?」
