
山岸君と照井君
第8章 特別―――…。
そりゃぁ……あのスピードだ…置き去りにされる訳がない…
「黙々と歩くなら…俺一緒じゃなくてもいいじゃね〜か…」
俺は、ガッカリ〜な顔で山岸を覗きこむ――――――…
「集中していたんだ!!しょうがないだろ?
僕的には、照井君の気配を右に感じていて随分、気は楽だったのだが――――…そうだな…先はまだまだ長いのに…無言ってのは…失礼だったな…」
「///い…いや!そんな風に言われても……」
な…なんだ?
山岸が…所々―――――…
嬉しいことを!!言ってくれてる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
“気配を右に感じていて気が楽”とか―――――…
ヤバイ!!
俺!!有頂天!!
スキップしちゃう?!
脳内はすでにスキップ中ですけどね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はっ!!!
………恐ろしい…
ラブフィルター…
って…しつこいか…
