
山岸君と照井君
第14章 変化―――……。
「――――…あ…勝手に…盛り上がっちまったけど…
山岸の…気持ちとか……」
僕の…気持ち…かぁ…
僕は、照井君の手を握り…
「―――…この手――…好き…」
抱きつき…香りを吸い込む…
「―――…この香り…好き」
そして…照井君を見つめる―――…
メガネないから…見えないけど…
「――――…僕に…新しい世界を見せてくれる…照井君は――――――…嫌いではない…」
「―――…はぁ?なんだよ…それ///…」
「―――…人間的に好きだ…
だが…恋愛感情―――…と言うものが…僕にはわからないから…
これが…何なのか解らない…
キスは―――――…嫌じゃ///なかった…
でも――――…このキスしかしらないから…
僕には…解らない……」
僕は、正直に…照井君に言った…
照井君だって――――…
男を好きになるのは……初めてだろうから…
雰囲気に流されているのかもしれないし―――――…
