
山岸君と照井君
第16章 自覚―――……。
僕達は、電車に乗り―――…
とある駅で降りた――――…
僕が住んでいる場所とは…真逆で…賑やかな駅…
「…まだ…通勤や通勤…には時間が早いのに…
賑やか…だ……」
「あ〜駅前の商店街は、有名だしな!朝から賑やかかもな!
が、俺んち…この駅の裏」
照井君は、商店街のある方ではなく…
商店街を背にし…逆の出口に向かう……
「―――…商店街…気になる…」
「言うと思った……
夕方の帰宅タイムのほうがもっと賑やかだぞ!!
夕方に来ようぜ!!」
もっと―――…賑やか!?
僕は目を輝かせ…遠ざかる商店街がわの出口をみる…
