
山岸君と照井君
第32章 好敵手―――……
俺は、慌てて!!おじいちゃんより頭を低くするように頭を下げた!!
「おっ、俺こそ!!苑心を守れなくて…スミマセンでした―――――…
力も…歳も…世間の目も…ご両親の信頼も…
すべて…守れなかった……
まだ……子供でスミマセンでした」
俺は、拳を握り――――…
まだまだ足りない自分に…
言い聞かせるように……
謝った―――――――――…
「頭を上げてくれ……
だが…我が家の対応は……人として…親として…疑問を持つよ―――――…
まっ…あやつの…頑固は…度が過ぎている気もするが…」
顔をあげると…困ったような…
そんな顔を俺に見せた…
