
山岸君と照井君
第33章 手紙―――……
や…やばい…
お弁当箱…洗わないと!!
僕は、慌ててカバンからお弁当箱を取り出し!
急いでキッチンに持っていく!!
あの日の宏樹のお弁当は、僕好みの!!庶民派のおかずばかりで……食べてて幸せだった……
が……
何日も放置していたお弁当箱の…異臭たるや!!
目に染みる臭さだ!!
世のお母さん達が―――…お弁当箱を早くだしなさい!!って…口うるさく言う気持ちが解る!!
僕は、換気扇を回し!!息を止めて!!食器洗剤を多目に着けたスポンジで、お弁当箱を洗い始めた!!
