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初恋は叶わないもの?

第5章 地獄の三者面談☆とその後。

その後

お母さんと、今、歩いている。

無言だ…。

と、思っているとあっという間に
家に着いた。

家に入ると

「早く着替えてね?
榎本さんの家に行くからね♪」

あっ、忘れてたわ。

「ほいほい。」

と、テキトーに返しておいた。

そして、テキトーに着替えたら、
隣の総一の家に行った。

インターホンを押すと、総一ママが、

「どうぞ~。」

と、言ったので、

私は総一の部屋に行き、

お母さんはリビングに行った、

普通は、お母さんに着いていくのだが

もう、何十回と来ている総一の家だ。

と言うか、うちの家でも、こんな感じ
なんだ。なので、“いつもどうり”
総一の部屋に行った。

総一の部屋の前で

「そーいちー。開けるよ~?」

「あー。どーぞー」

と、慣れた感じで部屋に入る。

ガチャ

久しぶりに入った総一の部屋は

男の子になっていた。

サッカーのポスター。

サッカーボール。

the・男の子って感じ。

「うわぁ、変わったね。」

「…サッカー部だしな、」

「そういえばねー。あっ、そういえばねさ、サッカー部ってさ、期待の外国人
いるでしょ?」

「あぁ、ボブな、」

「へぇ、うまいの?」

「あぁ、うまいよ?凄く。」

「へぇ~」

とか、世間話していると

総一が

「お前さ、岸本となにが、
あったんだ?」

と、聞かれた。

「…その、」

「誰にも言わねぇから。」

そんなこと分かってる。

総一が約束破るの見たことなもん。

…私は、意を決し、クリスマスの事を
総一に言った。

「岸本に、からかわれた。」

「はぁ?」

「告白みたいなこと、言われて

でも、冗談だって…。」

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