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初恋は叶わないもの?

第1章 全部が初めて

少し耳に残っているピアノの音

二人(男子)のソロに身震いさせながら
今までで一番長い歌練習をし終わった

「帰ろっか」

「うん」

私が、彩の言葉に返事すると、
二人が

「「一緒に…」」

二人の言葉が重なる

「帰りたいってさ」

「でも、彩が危ないじゃん」

「大丈夫!迎えに来てもらうから!」

彩の言葉に戸惑いながらも
返事を返す。

「(本当に、菫はモテモテだなぁ)」

男子二人が言い争うなか、
私は彩と帰る準備をしていた。

「ねぇ、彩ってさ、好きな人いるでしょ?」

「うん、いる」

「好きって何?」

「うーん、そうゆうのは、人それぞれだとおもうな♪」

「そっかぁ、」

彩と雑談しながら、昇降口に向かった

ん?男子二人?

後ろでにらみあってる。

「じゃあね、菫。明日、頑張ろう!」

「うん」

彩と別れ、二人と帰る

「総一ぃ、やめなよ!…もう」

「すまない」

「ふん」

二人とも、モテるのに

「二人とも、明日、頑張ろうね」

「「…おう!」」

さっきまで、睨み合っていた二人が
言葉を重ねて、力強く 言った

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